国産レモンと輸入レモン、見た目どっちかわからなくなる

更新日 : 公開日 :

国産無農薬レモンなのか?
それとも
米国輸入農薬レモンなのか?

よくわからなくなります!! 

「防カビ剤」の物質名を表示する義務が無くなります!!!

アメリカ産や外国産の文字を見逃さないで!!!

スーパーのフルーツ棚からポストハーベスト農薬の表示ラベルがなくなります!!!

添加物表示義務のPOP表示ラベルが消える日がもうすぐ!!!

「ポストハーベスト農薬」について、基本情報を理解しましょう。

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もう何年も前、
スーパーで買い物していると、妙に安い果物類が目に入りました。

輸入レモンとか輸入グレープフルーツなど国産品と比較すると半値くらい、
いやもっと安いかもしれないと驚いたものです。

そして、

レモンの棚の隅には「防ばい剤 TBZ、イマザリル、フルジオキソニル使用」などとPOPプレートに印字されていました。

POP表示を見たのは、その時が初めてでした。

出典画像:http://tanobbc.blog120.fc2.com/

POP表示プレートには、
こっそりと申訳なさそうに、
あわよくば見つからなかったらいいのにと言っているかのように
小さく「アメリカ産」と記載されていました。

また

「防黴剤」と書くと漢字なので、

読みにくいし読めない方もいらっしゃるかもしれない的な配慮から?

「黴(カビ)」を「ばい」と書いていあります。

実際、食品表示法上では、「防黴剤」は、

「防カビ剤」でも「防ばい剤」でもどちらでもいいので、表記に全く問題はありません。

只「ボウバイザイ」って何?っていう疑問が頭一杯になってしまいました。

何それ?

そして

「TBZ、イマザリル、フルジオキソニル使用」になると皆無です。

ですから、

漢字で

「防黴剤」とか 「防カビ剤」とか 書いてくれれば、

「TBZ、イマザリル、フルジオキソニル使用」は、

薬品かなんかの名前?と想像がつきます。

だから

このアメリカ産のレモンは

「TBZ、イマ・・・・なんちゃらカンチャラが使用」・・・
が使われているんだな~と察しが就いたのに。
ボウバイザイ」でつまずいてしまった。

そして帰宅してすぐに調べてみて、

やっとポストハーベスト農薬のことなんだと解りました。

 

防黴剤(ぼうばいざい/ぼうかびざい)とは、
カビの発生または増殖を防ぎ、あるいは除去するための薬剤。
普通は工業用途、
食品用途(食品添加物、ポストハーベスト農薬も含む)あるいは飼料添加物に用いるものを指す。
工業用途では「ぼうばいざい」、
食品用途では「防かび剤」「かび防止剤」などと呼ぶ場合が多いが、特に決まりはない。

出典抜粋:ウィキペディア

 

今回はこのPOP表示プレート内容のお話です。

 

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現在主に使われているのは、
「TBZ、イマザリル、フルジオキソニル、アゾキシストロビン、オルトフェニルフェノール(OPP)、ピリメタニル」など。

防かび剤が使用された作物(ポストハーベスト農薬)には原則として表示義務があります。

が、今後、

この表示が消える可能性があります。


つまり冒頭説明写真のようなPOPプレート表示によって、
米国から「不要な表示が、米国産食品のニーズを阻害している。

防かび剤の表示の問題についても貿易障壁だと、踏み込んできています。

 

輸入フルーツの「ポストハーベスト農薬」の問題

 

何年か前(2012年頃)に、輸入フルーツの「ポストハーベスト農薬」問題がけっこう騒がれていました。

「ポストハーベスト農薬」とは、
収穫後の農産物に使用する殺菌剤、防かび剤などのことです。

ポストとは「後」、ハーベストは「収穫」を意味します。

日本の農薬の使用方法は、
農産物を生産する際に田畑で使うもので、
しかも収穫直前の使用は農薬の残留が多くなるという理由で、
日本では収穫後の作物に「ポストハーベスト農薬」を使用することは禁止されています。

また、日本では、農薬取締法に基づき、一般的に収穫前に田畑で使われる農薬は「プレハーベスト農薬」と言い、収穫後の「ポストハーベスト農薬」と区別しています。

ここで、「百聞は一見に如かず」

これが「ポストハーベスト農薬」です。

YouTubeで公開されていますので参考にご覧ください。

サンキストレモン
ポストハーベスト農薬映像

1分30秒

 

米国リンゴに農薬シャワー(ポストハーベスト農薬)

1分49秒

 

凄いでしょう?こんなレモンやリンゴ食べたくないですよね。

~10年後に癌になりそうです~

お金ないけれど、高価な国産のリンゴやレモンを食べようと思ってしまいます。

残留の恐れのある輸入農産物
小麦・大豆・米・とうもろこし・オレンジ・レモン・グレープフルーツ・バナナ・サクランボ・ジャガイモ・カボチャ・ナッツ など

アメリカ産のものは、健康被害の基準値以下なので大丈夫だからと言う方に限って、決して絶対口にしないと思う。

 

「もったいない」と思いましょう

 

日本はご承知のように、食料自給率が40%と非常に低い国で、地産地消のフード・マイレージの理念から、「食料品は生産地と消費地がより近いほうが好ましいと」と当たり前のことを言いますが、

国内調達を考えればリンゴは青森や長野、レモンは広島、愛媛や和歌山の生産量では全く足りないかもしれないけれど、本当に全然足りないの?と考えてしまう。

形が悪いからとか、生産調整とかしていますか?賞味期限が近いとか言って破棄してませんか?生産者さんは地産地消的発想でアイディア出してますか?

バナナのようにほとんど取れなくて人気にある食品は輸入するしかないですが。

わざわざ地球の裏側から大量のエネルギーを使いCO2を排出して、農薬だらけ栽培られて、ポストハーベスト農薬漬けされた食材を運んで来た。

格安にしたけど売れなかったから「食品ロス」した・・・それでは害にしかならない。

誰も食べたくない健康被害に合うようなものをビジネスと称して、安値で消費者をだまし売りつけるのなら、やめてもらいたい・・・

また、「スーパーで安かったからたくさん買っちゃった。でも食べきれずに、ほとんどゴミ出ししちゃいました・・・私のお金で買ったものだから勝手でしょ!!」そんな気持ちが破棄率上げています。

年間5800万トンの食糧を輸入しながら、その3分の1である1940万トンを捨てている。

これは、異常です。

年間で5000万人分の食料に匹敵する量を捨てているのとおなじで、だから食糧廃棄率で世界一の日本になってしまうのです。

コンビニ弁当だけで、1日に100万食捨てられている計算となると言うし、

また「食品ロス」から試算したものによると日本人は毎日、おにぎり1~2個を捨てていることになるとも言います。

 

フランスのようにスーパーでの食料廃棄を法律で禁止してみたら?

 

そして、何と言っても最大の問題は流通段階の「3分の1ルール」ではないでしょうか。

製造から賞味期限の3分の1を過ぎた商品の納入は拒否、

また店頭で消費期限の残りが全体の3分の1を切ると店頭から撤去して廃棄してしまうという「習慣」のことです。

「もったいない!!!」実はこれ、「賞味期限」ばかりを優先して買い物をする消費者に大いに問題があり、私たちの消費者の意識改革をすすめなければ、「食品ロス」を減らすことは難しいと言われています。

子供達に対して、『食べ物を粗末にしてはいけません。

「もったいない」という気持ちを持ちなさい』 などと私たち大人がいうことができますか?

 

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