首姿勢や睡眠と枕の素朴な疑問をご紹介します

 

 悪い姿勢はどれも身体のどこかに負担がかかり、肩や首のコリ、腰痛などの原因となります。またスタイルが悪く見え、曲がる分身長も低くなります。正しい姿勢は普段の生活の中に正しい姿勢で過ごす時間を作っていけば、自然と良くなってきます。

 今回は、首と枕について。
首や睡眠にまつわるお悩み、枕についての素朴な疑問についてQ&Aをご紹介いたします。
お悩みを解消し、正しい首姿勢を身につけましょう!

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① 姿勢について、首が前に出るのが気になります。首の位置を正しい場所に戻すにはどうしたらいいですか?

 

 まずあごを引いて、胸をはるようにすればいいと思います。
猫背ですか?
 首も猫背も直すなら、胸をはって、さらにおなかを引っ込ませ、おしりをしめるようにすればいいです。
姿勢を良くするための筋力が弱いためなので、筋力がついてくればそんなに疲れなくなるはずです。
気がついた時だけでもいいので、やってみると前より姿勢がよくなります。

 

②  肩こりや腰痛はなぜ起こるのですか?

 

 最も多いケースは不良姿勢によるものです。不良姿勢とは、正しい姿勢がくずれた状態のこと。たとえば、猫背姿勢や首が前に出ていると、肩から背中の筋肉が引っ張られて肩こりになります。ここで言う正しい姿勢とは、横から見たときに首、肩、腰、くるぶしが一直線上に並ぶ立位姿勢をさします。
 さらに、猫背姿勢によって首のカーブが崩れてしまうと、それを補正しようとして腰椎部分に負担がかかる。また、腰椎(ようつい)の軸が崩れるとその乱れを調整する頸椎(けいつい)部分、いわゆる首に負担がかかります。このように、不良姿勢がもたらす痛みの悪循環がおこり、肩こりや腰痛を引き起こすケースが多いのです。

③  なぜ、枕を変えると肩こりが改善できるのでしょうか?

 ②で説明した正しい姿勢は、寝ているときにも同じことが言えます。正しい寝姿勢とは、正常立位姿勢をそのまま寝かせた状態。たとえば、まくらが高すぎたり低すぎたりすると、頸椎(けいつい)が不安定になり、首からくるぶしへの理想的なフォルムがくずれてしまうのです。
 頭や首のカーブにフィットしたまくらによって、寝姿勢を正しく保つことができれば、通常の肩こりは改善できると私は考えています。また、自分にあった寝具で寝ることで、身体の緊張がほぐれてリラックスでき、心地よく上質な眠りを得ることができるのです。

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④ 肩こりを自分で判断できますか?

 つらいという自覚症状があればそれは肩こりです。
 肩こりには医学的な定義が確立されていません。自覚症状も大切です。つまり、つらいと感しればそれは肩こりなのです。また、自覚症状がなくても肩周辺が他の部位よりも明らかに硬い場合も肩こりの症状のひとつ。その場合は病院で相談することをオススメします。

 

⑤ 首を動かしてポキッと音を鳴らすのはよくないですか?

 気持ち良くて癖になっているならやめましょう。1・2回鳴らすだけなら影響ありません。しかし、癖になり何度も音を鳴らす行為は、首の後ろの椎間関節がすり減ることにもなりかねません。また、首の中の炎症による違和感が鳴らしたくなる原因のひとつ。正しい枕を使い始めるとこの癖がおさまる人も多いです。

 

⑥  腰痛の改善には、マットレスも見直す必要がありますか?

 頭の重さは体重の8%、残りの92%が背中や腰など首から下の部分だということを考えると、敷き寝具の役割は大きいといえます。
睡眠中は同じ姿勢で寝ているため、寝返りがうちにくい敷き寝具で寝ていると、同じ部位が圧迫されて腰痛の原因になります。敷き寝具を選ぶポイントは、寝返りがうちやすいものを選ぶことが大切です。

 

⑦ 半身浴やシャワーでも首の疲れはとれますか?

 首まで温めることができる全身浴をオススメします。
 半身浴やシャワーだけでは首と肩をしっかり温めることができないため、肩まで湯船につかることができる全身浴をオススメします。ゆっくり全身を温め、首、肩周りの筋肉をほぐし1日の疲れをとる効果があります。入浴中や入浴後の適正運動も忘れずに行うと効果抜群です。

 

⑧ 寝ても寝ても眠いのは枕と関係がある?

 熟睡できていない恐れがあります。正しい枕で良質の睡眠をどんなに長く寝ようと、寝姿勢が悪いなど質の悪い睡眠では、疲労は回復しません。そのため、寝ても寝足りないと感じます。正しい枕とベッドで良い睡眠姿勢をとれれば、睡眠時間に関係なく、ぐっすり眠れるので、熟睡感がありスッキリと目覚められます。

 

 

⑨ 立ちっぱなしの仕事で気をつけることは?

 1時間に何回か体を動かし、同じ姿勢をとり続けないことです。
 立ち仕事など同じ姿勢を長時間とらざるをえない場合、1時間の中で1回か2回でもいいので体を動かすことが重要。体をひねったり。トイレに行くなど、何でもOKです。また、短時間でいいので、昼寝などで体を一旦横にして全体の力を抜くことも大切です。

 

⑩ 顔のむくみと枕は関係ありますか?

 寝返りがうまくできないと顔がむくむことがあります。
 寝返りがうまくてきず、体液(血液、リンパ液など)の循環が滞ることでむくみが生じます。特にうつぶせ寝は物理的にも顔を圧迫するので、当然顔がむくみやすくなります。正しい枕を使い、自然な寝返りをうつことで、顔が圧迫されるのを防ぎ、むくみを予防できます。

 

⑪ 首のシワは枕が高すぎるせいですか?

 医学的には、枕の高さと首のシワは関係ありません。
 医学的には、高い枕を使うと首にシワができるということは検証されていません。高い枕を使うとシワができて、低い枕を使うとシワが伸びてなくなるということは疑問です。首にシワを作りたくないからといって低めの枕を使用するのは絶対にやめましょう。

 

⑫ 子どもの添い寝はダメですか?

 早いうちからベビーベッドに!! 添い授乳もダメです!!
 基本的に寝る時はひとりで寝るように! 同しベッドで誰かが隣に寝ていると、寝返りがうまくうてなくなり寝姿勢が崩れます。子どもはなるべく早いうちから自分のベッドで寝る習慣をつけさせること。決して、添い寝習慣はつけさせないようにしましょう。

 

⑬ ストレスが原因で肩こりは起こる?

 肩こりは、体と心の両方のこりによって起こります。ストレスがたまると常に緊張しているような状態になり肩が張り、肩こりを起こします。体のこりは適正運動で、心のこりはストレスを発散することで解消しましょう。また、寝ることは体と心のリフレッシュに。嫌なことは寝て忘れるようにするといいですね。

 

⑭ 顔の形や首の長さで首への負担は変わる?

 枕の調整がしにくい体型の人は首の負担が大きくなります。
 首の骨の長さはほとんどの人が同じです。しかし、なで肩の人は肩が落ちていることで胸の骨が下がり、首が長く見えます。その分、首が不安定になりやすいのです。また、あごが細い人は枕とあごの間にすき聞かできやすく、枕の高さ調節がしにくいので肩こりが起きやすいのです。

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⑮ 熱帯夜でも熟睡できる方法は?

 良質な睡眠であれば、暑いことは気になりません。
 体格に合った枕を使用して、良い睡眠姿勢をとることが寝苦しさを改善する一番の近道!良質な睡眠は、暑いことも忘れさせ、寝ている途中で目が覚めるということがなくなります。どうしても暑くて眠れない時は、エアコンで室温調節を。

 

 

⑯ 畳の部屋なので椅子の生活が難しいです

 高さのある座椅子を利用しましょう。
 どうしても椅子を使った生活にできない場合は座椅子を利用して。背もたれがあるので、床に直接座るよりも姿勢が安定します。また、少しでも高さがあるものを選ぶことがポイント。それも難しい場合は、壁に背中をつけ、座布団などを使って姿勢を正す生活をしましょう。

 

⑰ 布団で寝るよりペッドのほうがいい?

 ベッドは腰に負担をかけず、起き上がれます。 ベッドは、起き上がる時に足を下ろすことができ、腰に負担をかけずに済みます。そのため、全身の力を使って起き上がらなければならない布団よりもベッドをオススメします。また、布団は押し入れなどへの上げ下ろしが必要となり、それも首と腰を痛める原因になります。

 

⑱ いびきの原因も枕のせいですか?

 首の角度が悪くて起こるいびきもあります。
 枕が高すぎると首の角度が悪くなり、気道がつぶれ、そこを通る空気の流れが悪くなりいびきをかく場合があります。いびきで悩んでいる方は、まず枕の高さを合わせてみてください。それでも治らない場合は、鼻の疾患など様々な原因が考えられます。
専門医へのご相談をオススメします。

 

⑲ 自分に合う椅子はどうやって探せばいい?

 椅子専門メーカーのもので、必ず、実際に座って合うものを購入しましょう。
 椅子の専門メーカーが出している人間工学に基づいた椅子が全て合うはずがありません。体格差など、人によって合う椅子は異なります。家具店の専門アドバイザーの説明を聞き、いくつか実際に座りごこちを体感してから購入をしましょう。また、中古品でも実際に座ってみて、座りごこちが良ければ全く問題ありません。

 

⑳ ペットと一緒に寝るのはダメ?

 寝返りができなくなるので寝返りができなくなるのでベットと寝るのはいけません。添い寝と一緒で、ペットが横に寝ていると、寝返りがうちづらくなり質の良い睡眠の妨げになります。また、ペットの場合、自分から布団の中に潜り込んでくる場合があります。飼い始めの時に、ベッドに乗らないよう、きちんとしつけをしておくことが大切です。

 

参考書籍

睡眠姿勢革命 MAKURAinBEDがヒトの一生を変える
「16号整形外科」院長で医学博士 山田 朱織 (著)

枕を変えると健康になる 「手づくり枕」で頭痛、肩こり、不眠は治る
「16号整形外科」院長で医学博士 山田 朱織 (著)

 

まとめ

 

悪い姿勢はどれも身体のどこかに負担がかかり、肩や首のコリ、腰痛などの原因となります。特に、首と枕の関係は、熟睡と健康維持の関係同様にとても重要です。
正しい姿勢は普段の生活の中に正しい姿勢で過ごす時間を作っていけば、自然と良くなってきますので、何かのヒントになれば幸いです。

では、毎日元気に過ごしましょうね。

そして健康寿命を延ばしましょう。

持続的に健康を維持するための三本柱は、

1. 体に適切な栄養を与え、

2. 定期的に運動をし、

3. 日常的なストレスを解消する努力を怠らないことです。

この三本柱を実践する健康方法をいろいろな視点からお伝えすることのが本サイト使命です。

では、最後までお読みくださり、ありがとうございました。

健康ネットサンク     代表ノマー

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