口臭予防とは?唾液を増やす6つの方法から

唾液で口内環境をより丁寧に整えていくとアンチエイジング効果につながります。口臭予防でアンチエイジングにもつながります。


人と会話している時
「どれくらいの距離だと会話している相手に臭ってしまうんだろう?」と不安になったことはありませんか?

不安になればなるほど手で口を抑えたり、
上のイメージ写真のように、相手との距離をとってしまったりして、
口臭をかばう仕草が、逆に相手に不快な思いをさせてしまうかもしれません。

「私の口臭がきついから手で口を抑えているのかな?」
この人私の事が嫌いなのかな?」
そんな風に思われたら、本当に最悪ですね。

実際、口臭は約1メートル程度の距離まで臭うようですので、
これは大変です。

どうしても口臭が気になる時はマスクを着用すると言う手がありますが、
それもありですが。いまいちですね。

緊急の時はどうしますか?

マウスウォッシュですか?それもいいですが・・・

やはり、結論として。
口臭をいつでも簡単にチェックできて、
きちんと予防して、
健康的に、ワイワイ、ガヤガヤ会話を楽しめるように、
口臭をやっつけましょう。

ご安心ください。全ての人に口臭はありますから!!!

ご自分だけではありません。

では、どのような口内環境の時に臭いが強弱するのかを 理解しましょう。



 

今回は、意外と知られていない、

唾液(だえき/つば)と口臭の関係についてです。
そして、口臭予防の簡単な解決方法を ご紹介いたします。

ご存知でしたか?

唾液の分泌量が少ない時ほど、お口が臭うんです!!

口の中は、潤いがなくなると細菌が増殖してしまいます。それが口臭のもとになります。

ですから口臭の予防・対策に唾液分泌はとても重要なのです。

世界初!虫歯予防成分『BLIS M18・K12』配合
 大人用歯磨き粉【ブリアン】

 

この記事は下の記事の続きです。
口臭のチェック方法もご覧ください。

第1回目
「口臭1」 自分でできる口臭チェックとその口臭原因とは


本記事  口臭予防とは?唾液を増やす6つの方法から

関連続編記事

第3回目
「口臭3」 口臭予防に!舌が白い舌苔の口臭対策とは

第4回目
「口臭4」 口臭対策! 飲食が原因の外因的口臭

 

結論!!

唾液は生理的な口臭を抑えることができるのです。

 

Sponsered Link

 

口臭対処方法 唾液(だえき)が凄い

生理的な口臭を抑える上で大事なものがあります。それは、唾液です。

ちなみに、 生理的な口臭とは

一時的な口臭を言います。

慢性的ではないもの、特に虫歯や歯周病など病気が原因ではない口臭のこと言います。

特に病院等での治療が必要とされない口臭です。

たとえば食べ物に原因があったり、普段の歯磨き不足などが原因となるものです。

主に次に示すようなものです。

①舌の表面が白く磨いたことがない、舌の汚れなどの舌苔(ぜったい)がある

②臭いの強い食品を飲食したことによるもの

③アルコール類の摂取

④タバコによるもの 

⑤強いストレスや睡眠などによる口腔内の乾燥

口呼吸による口腔内の乾燥からの口臭

歯垢(しこう)・歯石(しせき)がある

このような生理的な原因からの口臭は口臭全体の約60%を占めています。


虫歯や歯周病など病気が原因の口臭は病的口臭です

歯石がたまったまま放っておくと、歯周病や虫歯の原因にもなってしまいます。歯石を除去するには、「スケーラー」と呼ばれる特殊な器具を使ってご自分でも行うことができますが、決してオススメしません。

●グラグラ動いている歯があったり、歯茎が腫れたり、血がでたりすることがありますか?

●差し歯の表面を舌でさわるとザラザラしていませんか?

●穴の開いた歯や詰め物が取れたままになっている歯がありますか?

●消化器系の病気や嗜好品・内臓疾患がありますか?

●内科学(耳鼻咽喉科学)的疾患がありますか?

セルフオーラルケア

心当たりの方は“病的口臭”の可能性がありますので、
すぐに歯科医や専門医を訪れてください。

Sponsered Link

 

何故、生理的な口臭予防に唾液が重要なんでしょうか?

では早速始めましょう。

 

唾液の基礎知識を得て、唾液で口臭予防をできるように理解しましょう。

唾液の基礎知識

 

 

唾液は、

人間の健康にとって非常に重要な役割を果たしてることが最近の研究によって明らかになってきました。

●「唾液腺(だえきせん)」という組織でつくられ、左右一対の三大唾液腺及び小唾液腺から分泌される体液のことをいいます。

●普段は常に口の中を潤しています。唾液は唯一常時自分で感じることのできる液体です。

●三大唾液腺と呼ばれる唾液腺には、「耳下腺(じかせん)」「顎下腺(がっかせん)」「舌下腺(ぜっかせん)」があります。

●唾液は漿液性唾液と粘液性唾液の2種類あります。

上のイラストを参照してください。

 

漿液性唾液はサラサラ唾液とも言われます

消化吸収を助け、体内の働きをサポートします。

副交換神経のコントロール下なので、リラックスしている時に分泌されやすいという特徴があります。

食事時に多く分泌され、唾液アミラーゼ(プチアリン)などの消化酵素が多く含まれると共に、食べ物を湿らせて飲み込みやすくする。

口腔内を洗浄して中性に保つ性質があります。

対して、

粘液性唾液は名前が示す通り粘液なのでネバネバした唾液です 

進入してくる細菌と戦い、健康を守ります。

交感神経のコントロール下なので、緊張状態やイライラしている時に分泌されやすい特徴があります。

ムチンの粘性たんぱく質(ネバネバ成分)により、細菌を絡めとり体内へ侵入を防ぐほか、口腔内の粘膜を覆うことにより粘膜が傷つくことを防いだり、粘膜が保湿を行うなどの作用があります。
 
※粘液腺と漿液腺の違いは、
比較的粘性の低い、水っぽい、サラサラした液体を分泌する漿液腺、と漿液よりも粘性が高い、どろっとした、ベタベタした、ネバネバしたゲル状の液体の粘液を分泌する粘液腺の違いです。

耳下腺はサラサラの唾液を出す漿液性細胞からなります。

顎下腺、舌下腺は粘液性と粘液性の細胞が混じっており混合性ですが、顎下腺は漿液性が、舌下腺は粘液性が主となります。

安静時唾液は、その量の70%は顎下腺から、25%は耳下腺から、残り5%は舌下腺から分泌されます。

結果安静なときはサラサラの唾液が出るのです。

一般に1日に1~1.5リットル程度分泌されます。(安静時唾液で0.7~0.8リットル程度)

 

成分は

99%の水分で出来ており、残りの1%ほどに抗菌、免疫、消化などに関わる重要な成分を含み、口内環境を正常に保ちます。

●99%の水分

●無機物 0.1 ~ 0.3 %
無機成分・・・ナトリウム、カリウム、炭酸水素、無機リン、カルシウム

●有機物 0.4 ~ 0.5 % 消化酵素など
有機成分・・・アミラーゼ(酵素)、IgA(免疫物質)、ラクトフェリン(抗菌物質)、リゾチーム・ラクトペルオキシターゼ(酵素・抗菌物質)、ムチン(タンパク質)

●残り 0.1~0.2%は 微量のガス からなります

 

参考詳細資料

唾液の主な成分とその働き

外分泌
ムチン:食物を嚥下しやすくする
アミラーゼ:でんぷんを分解する
リゾチーム:細菌に抵抗する
ラクトペルオキシダーゼ:細菌に抵抗する・発ガン物質を減弱させる
ガスチン:味覚の働きを敏感にする(亜鉛と結合して作用する)
スタテチン:歯を強化させる(カルシウムと結合して作用する)
ラクトフェリン:細菌の発育を抑制する(鉄と結合して作用する)
アルブミン:口の中をなめらかにし,乾燥を防ぐ
IgA(免疫抗体):細菌に抵抗する

内分泌
EGF(表皮成長因子):皮膚,歯,口腔粘膜,胃腸,血管などの細胞の増殖を促進
NGF(神経成長因子):神経節や神経線維の成長促進

 

唾液の働き

①消化作用
(消化を助ける) 
唾液に含まれるアミラーゼという酵素がデンプンを消化する作用。 

②潤滑作用
(飲み込みやすくする)
口の中の食べ物を唾液で濡らすことで、喉を通りやすくする作用。
食べ物は、口の中で十分に咀嚼(そしゃく:嚙むこと)することで細かくなります。
唾液中のムチンの働きによって食べ物の表面が滑らかになり飲み込みやすくなります。
口の中を潤し、声がよく出る発声を滑らかにする作用。

③味覚作用
(味覚を助ける)
食べ物のを感じやすいように、味覚物質を溶かす作用。

④抗菌作用
(細菌の侵入を阻止する)
唾液に含まれる抗菌物質が、粘膜を保護する作用。

⑤再石灰化
(虫歯から歯を守る)
お口の中で常に起きている現象です。歯を脱灰(だっかい)から守る唾液の自然治癒のメカニズムです。脱灰とは?歯科用語。 口の中の酸が歯のエナメル質(歯の一番表面の組織)の内側からカルシウムやリン酸などを溶かし出し、初期虫歯の状態になること。再石灰化は脱灰により溶け出した歯を修復する作用。

⑥PH緩衝作用
口腔内のPHをpH6.8~7.0で中性を保って、細菌の繁殖を抑える作用 。酸性に傾く環境から歯を守る機能が緩衝作用。

⑦自浄作用
口の中の汚れを唾液によって洗い流しキレイにする作用。咬むことで唾液がたくさん出て、口腔内の食べかすを洗い流します。よく噛むことにより、唾液の量は増えますので、噛めば噛むほど、自浄作用は高まります

⑧保護作用
舌や口の中の粘膜を潤し、乾燥から保護する作用
ドライマウスになるとこの作用がなく苦しい。

⑨老化防止作用
成長因子である「IGF-1」という成分も含まれており、健康の維持や老化防止に役立つといわれています。
「パロチン」というホルモンが筋肉や骨の発達を促進するほか、白内障の進行を遅らせる効果があるとされています。

 

 

唾液で口内環境をより丁寧に整えていくと
アンチエイジング効果につながります 

 

口臭予防でアンチエイジングにもつながります。 

早速その方法を教えます。

口臭予防のポイントとは、
口の中が潤っていることが大切です。乾燥させないことです。

Sponsered Link

 

「唾液出しマッサージ」を4つ ご紹介します

1  オススメ「唾液出しマッサージ」

 

両手の指でアゴの耳元部分から中央の喉方向にかけて、
左右同時に優しく何度もさすります。
すると、
口の中に唾(つば)が出てきませんか?
・・・唾が出てくる出てくる・・・
何と、首の横をさするだけで口臭予防になります!!
ココには唾液腺と呼ばれる部分があり、刺激すると唾液が分泌されます。

 
2 オススメ「耳下腺(じかせん)マッサージ」

 

耳たぶのやや前方、上の奥歯あたりのほほに人差し指をあて、
指全体でやさしく押します。酸っぱい食ぺ物を想像すると、
スーツとだ液が出てくるところです。5~10回繰り返します。

3 オススメ「顎下腺(がっかせん)マッサージ」

 

顎下腺は、あごの骨の内側のやわらかい部分です。
指をあて、耳の下からあごの先までやさしく押します。
5~10回繰り返します。

 
4 オススメ「舌下腺(ぜっかせん)マッサージ」

 

舌下腺は、あごの先のとがった部分の内側、舌の付け根にあります。
下顎から舌を押し上げるように、両手の親指でダーツと押します。
5~10回繰り返します。

Sponsered Link

 

次に続きます。下のページ:をクリックしてください。

コメントを残す

サブコンテンツ

このページの先頭へ