緑茶は紅茶・ウーロン茶と同じ茶葉って知ってました?

 

日本の緑茶は、栽培方法や加工方法を微妙に変えて、「煎茶」「玉露」「抹茶」「番茶」「ほうじ茶」「玄米茶」などの多くの種類を作っていますが、色や香りや味は緑茶として共通の認識があります。
そして明らかにセイロンの紅茶や中国のウーロン茶・プーアル茶とは別物扱いのお茶の種類にしています。
しかし、色も香りも味も異なるこれらの緑茶・紅茶・ウーロン茶・プーアル茶は、実は、みんな同じ茶葉から作られている兄弟姉妹だってこと、ご存知でしたか? 驚かれる方が意外と多いようです。

美味しくて、カラダにいい、誰もが知っている緑茶は、とても奥が深い。
先人の知恵より健康維持の特別な薬であり、寿命を延ばしてくれるものだと、昔から不老長寿の薬として用いられていました。
そして今も私たちに健康増進をもたらしてくれています。
研究が進んだ現代ではより具現化された効果効能を実証しています。
例えば、老化現象の原因でもある活性酸素を撃退できる抗酸化作用があるとかいろいろあります。

緑茶について、本サイトでは合計7シリーズを
公開して健康情報をお伝えしています。

緑茶リンク

緑茶1
緑茶は紅茶・ウーロン茶と同じ茶葉って知ってました?

緑茶2
緑茶の「煎茶」「玉露」「番茶」「深蒸し煎茶」 の違いは何?

緑茶3
緑茶で「玄米茶」「ほうじ茶」「抹茶」の違いは何?

緑茶4
緑茶成分で「煎茶」「玉露」「抹茶」「番茶」「ほうじ茶」「玄米茶」の違い

緑茶5
緑茶の種類によって効果効能が違いますので比較してみました

緑茶6
緑茶のカテキン成分の効能を得る効果的な飲み方

緑茶7
緑茶カテキンがもたらす脅威の健康効果から抗酸化作用を紹介

 

 

今回は「緑茶健康法」について。

緑茶の栽培方法から加工方法、製品の特長をご紹介します。

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「茶」は、発酵のしかたで4種類に分かれます

 

「茶」は、ツバキ科ツバキ属に属する
「チャの葉」や「チャの芽」を使用して製造されたものを指します。
お茶の原料となる《チャの木》はツバキ科に属する常緑樹で、
学名をカメリア・シネンシスといいます。

チャの木の原産地は、中国の雲南省辺り、チベット山脈の高地と、中国東南部との地帯といわれています。

チャの木は通常、高さが10m以上にも及ぶ大木へと成長します。
ナント、お茶畑のイメージは、収穫の時に茶葉が摘み
やすいように1mほどの高さに剪定された状態に栽培されていたんですね。

お茶の多くはこの「チャの葉」から作られます。
この「チャの葉」から作られるものには、
「煎茶」「玉露」「番茶」「玄米茶」、
「烏龍茶」、「プーアル茶」、「紅茶」などがあります。

お茶は「チャの葉」を摘み取った後の発酵のしかたで4種類のお茶に分かれます。

 

りんごの皮をむいておいておくと褐色に変化してしまいますが、
酸化酵素の働きとはまさにこのことです。

この作用を「酸化発酵」と呼びます。
この働きを利用して製造するのが「紅茶」、
利用しないで製造するのが「緑茶」なのです。

で、少し利用するのが「烏龍茶」です。

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不発酵茶 (ふはっこうちゃ)

生葉を蒸したり炒ったりすることにより
発酵させないで作るお茶です。
「全ての緑茶」
=生葉を発酵させない

半発酵茶 (はんはっこうちゃ)

「チャの葉」自体の酵素で少し発酵させるお茶です。
「烏龍茶」が代表です。

=生葉を少し発酵させる

包種茶(ほうしゅちゃ)・・軽度に発酵された半発酵茶の一種。
主に台湾で作られている。

烏龍茶・・半発酵茶で緑茶と紅茶の中間に位置する香り高いお茶。
中国・台湾が主な産地。

 

発酵茶 (はっこうちゃ)

「チャの葉」自体の酵素でしっかり発酵させるお茶です。
「紅茶」などがあります。
=生葉をしっかり発酵させる

紅茶・・茶の葉を完全に発酵して乾燥させた茶。
香りが高く濃い橙紅色。

インド、スリランカが主産地。

世界3大銘茶は
ダージリン(インド)
キーマン(中国)
ウバ(スリランカ)

ちなみに分類的に、日本茶とは日本で生産されたお茶を意味します。
そのため日本でつくられた紅茶は日本茶に含まれるそうです。

 

後発酵茶 (こうはっこうちゃ)

 別に微生物によって発酵させるお茶です。
「プーアル茶」「黒茶」などがあります。
=生葉に含まれる酵素以外で発酵させる。

漬物のようなお茶?

「プーアル茶」とは、中国茶の中でも麹菌によって
数ヶ月以上発酵させて作ったお茶です。

まず、摘採した茶葉を加熱して発酵を止め、
淹れたときにお茶の成分の抽出をよくするために
一度揉みます。
その後茶葉を積み重ね、
微生物によって発酵させた後に、もう一度揉み、
乾燥させたら完成です。

 

茶畑のお茶の葉が飲むお茶になるまで

お茶畑のみずみずしい茶葉は、お茶生産農家によって摘み取られた後、
荒茶工場 ➡ 茶市場 ➡ 製茶問屋 ➡ 茶小売店 ➡ 消費者へ届けられます。

お茶の葉の加工は、主に荒茶工場や製茶問屋で行われます。
茶師(ちゃし)と呼ばれる技術者などが五感を研ぎ澄ましてお茶の状態を確認し、
製茶の各工程で微細な調整をしながら、おいしく、
保存しやすいお茶へと磨きをかけていきます。
 

お茶生産農家

茶の摘採時期

摘採摘期の判定は、
一般に生産農家では「手ざわり」で行われることが多いようです。

客観的に判定するには、「出開度」が使われます。
出開度とは、出開いた芽(開葉を休止した芽)の割合を百分率で表したもの。

通常は70%前後のときに摘採摘期となり、
90%を超えると良い煎茶は出来ないようです。

「チャノキ」から新芽が出はじめます。
この頃に摘んだお茶は一番茶で一番美味しいと言われるお茶になります。
その後9月頃にかけて茶摘みが行われ二番茶、三番茶、四番茶となります

ちなみに、茶摘みと言えば、八十八夜とお茶が結びつきますが、
「♪夏も近づく八十八夜・・・♪」と茶摘みを歌った唱歌の影響でしょうか?
立春からかぞえて八十八日目にあたる日で、だいたい五月二日頃のことです。

一番茶(5月)/二番茶(6月)/三番茶(7~8月)/四番茶(9~10月)


 茶摘み

茶の芽を摘む方法は一般に機械により摘採されています。
しかし、

手摘みを行う場合

1. 機械摘採の困難な急傾斜茶園
2. 玉露や碾茶園
3. 一番茶初期のきわめて高級な摘採

海外の主な産地では今でも手摘みが主流です。

手摘みの方法には色々あり、
「折り摘み」・「かき摘み」・「こき摘み」

ほか地方色豊な手摘みの方法があります。

 

チャの木の枝は、先端に「芯」があり、
そこから下へと互い違いに葉がついています。
「芯」は、
まだ葉が開いていない「芽」の状態の葉です。

 

「一芯二葉」という言葉がありますが、
芯と、その下の2枚の葉の部分です。
葉が4,5枚開いた頃に上の方の1つの芯と
2枚の葉の状態の部分を摘みます。
まだ若く、
紫外線をあまり浴びていないので、
渋みのもととなるカテキンが生成されておらず、
甘みの強いおいしいお茶になります。

同様に、芯とその下の3枚の葉は
「一芯三葉(いっしんさんよう)」と言います。

葉が4,5枚開いた頃に上の方の1つの芯と
3枚の葉の状態の部分を摘む。

3枚目の葉はある程度、
成長が進んでいて大きくなっていますし、
2枚目の葉と3枚目の葉の間の茎の部分
も使えますので、
一芯三葉は、一芯二葉に比べると、
収穫量は倍になります

手摘みの新茶は、
少ししか取れない一芯二葉でつくる高級贅沢品です。
また、
玉露や煎茶などの最高級品も一芯二葉でつくられます。
その次の上級品が一芯三葉と、
成長が進んでいて大きくなって来た
四葉と五葉とを順番に摘みます。
量産品は一芯四葉・五葉となっていくのが一般的です。

荒茶工場

 

摘んだ生葉は、大切にすぐに荒茶工場へ運びます。

荒茶工場

茶の葉の一次加工を行い「荒茶」を作ります。

生葉を受け入れる
畑から運ばれてくる生葉の量や状態を確認します。

熱を加えて酸化酵素の働きを止める
生葉を蒸して酸化酵素の働きを止めます。蒸した後すぐに、粗熱を取ります。
お茶の葉はしっとりして、青菜をさっとゆでた後のようにきれいな緑色の状態です。

揉みながら葉を乾燥させる
蒸した葉を数時間かけて揉み、葉の中の水分を乾燥させます。
この工程は、粗揉(そじゅう)➡揉捻(じゅうねん)➡中揉(ちゅうじゅう)➡
精揉(せいじゅう)➡と細かく分かれます。工程によって、熱の加え方、力加減、
揉み方が変わります。

揉み終わると、茶葉は、普段飲むお茶に近い形や色の状態です。

乾燥、選別、袋詰め
揉み終わった葉を、5%程度まで乾燥させ、出荷の準備をします。

出荷
お茶を摘んだその日のうちに荒茶になり、取引を待ちます。

 

  抜粋:煎茶の製造工程より

 

世界で一番飲まれている飲料は何でしょうか?

コーヒーまたはお茶? いえいえ、答えは、「水」です!
これはダントツの1位、当たり前ですね。
では、第2位は何でしょうか?

実はそれが 「お茶」 なのですね。
「お茶」 と言っても、紅茶、緑茶、烏龍茶などの中国茶があるので、
一概に同じ「お茶」を飲んでいるとは言えませんが、
お茶は全てカメリア・シネンシスと呼ばれる同じ植物の葉から作られるので、
一種類のものと見なしても構わないと思います。

お茶の材料となる葉や茎は「チャノキ」と呼ばれるツバキ科の植物のもので、

大別して、

アッサム種・・・葉が大きい

中国種・・・葉が小さい

の2つに分かれます。

アッサム種は紅茶向け、
中国種は緑茶向けだそうです。
どちらも学名「カメリア・シネンシス」のツバキ科の植物です。

中国ってなんかすごいですね。

その昔
紅茶と緑茶の違いを冒頭の前出で説明しましたように、
製造法の違いで、

りんごの皮をむいておいておくと褐色に変化してしまう「酸化発酵」の作用を利用するのが紅茶でしたよね。

製造過程で茶葉の色が緑色からつやのある褐色へと変化するだけでなく、
水色(すいしょく:抽出液の色)も緑茶色から美しい赤褐色へと変化し、
香りも果物のような香りへと、
味わいはより深いものへと変化していきます。
ほんとに全く別物になってしまいます。

その紅茶の発祥地の話ですが。
 
17世紀前半に中国からヨーロッパに紹介されたお茶は当初、
緑茶っだたようです

次第にお茶の人気が高まっていく中、
イギリス人の嗜好に合わせて酸化発酵の
強いタイプの烏龍茶(福建省産)が
好まれるようになりました。
そのうち酸化発酵を進めていくうちに、
完全発酵させる今の紅茶が完成したとのことです。
つまり紅茶の発祥の地は、中国の福建省だそうです。

※水色はみずいろとは読みません

すい‐しょく【水色】 の意味  
       (出典:デジタル大辞泉)
1  水のような色。薄い青色。みずいろ。
2  海面・湖面を上方から見たときの水の色。
        ふつう11の階級に区分される。
3  茶をいれたときの色。「―のよい玉露」
4  水辺の景色。「山容―」

 

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まとめ

 

生活習慣病に効果が期待されるお茶の効果は、
毎日飲み続けないと意味がない、まさに
生活習慣としてとり続けてこそ意味があるものだと
理解しましょう。

毎日元気に過ごしましょうね。

そして健康寿命を延ばしましょう。

持続的に健康を維持するための三本柱は、

1. 体に適切な栄養を与え、
2. 定期的に運動をし、
3. 日常的なストレスを解消する努力を怠らないことです。

この三本柱を実践する健康方法をいろいろな視点からお伝えすることのが本サイト使命です。

 

では、最後までお読みくださり、ありがとうございました。 

健康ネットサンク 代表ノマー

お茶健康法の続き や その他飲物健康法を
ご覧ください。

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