緑茶成分で「煎茶」「玉露」「抹茶」「番茶」「ほうじ茶」「玄米茶」の違い
緑茶は、健康食材の観点から見ますと、これほど素晴らしい健康食品はありません。
緑茶は同じチャノキから栽培されます。「煎茶」「玉露」「抹茶」「番茶」「ほうじ茶」「玄米茶」 の違いは何ですか?と言うご質問にお答えします。
今回は,成分や効果効能などをご紹介します。
お茶は、奈良・平安時代に、遣唐使や留学僧によってもたらされたと推定されます。その後、「茶祖」とも云われる臨済宗の祖・栄西禅師は、『喫茶養生記』の著作などを通して、日本にお茶というものを定着させました。その中に「お茶は養生の仙薬なり、延齢の妙術なり」と云う有名な言葉を遺しています。お茶は健康維持の特別な薬であり、寿命を延ばしてくれるものだ、ということです。先人達の知恵に学び、緑茶は、古くから不老長寿の薬として用いられて来た様です。
日本の緑茶は、煎茶・玉露・抹茶・番茶・ほうじ茶・玄米茶などといった代表的な6種類の緑茶が製造されています。
緑茶について、本サイトでは合計7シリーズを
公開して健康情報をお伝えしています。
緑茶リンク
緑茶2
緑茶の「煎茶」「玉露」「番茶」「深蒸し煎茶」 の違いは何?
緑茶4 この記事です
緑茶成分で「煎茶」「玉露」「抹茶」「番茶」「ほうじ茶」「玄米茶」の違い
緑茶5
緑茶の種類によって効果効能が違いますので比較してみました
緑茶7
緑茶カテキンがもたらす脅威の健康効果から抗酸化作用を紹介
緑茶の栽培方法の違いや加工方法の違いから、出来上がった6種類の緑茶の成分や効果効能をまとめてみました。
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目次
お茶の成分と効果・効能
出典:『五訂増補 食品成分表2010』
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成分: カテキン(お茶の渋味成分)
効能:
血中コレステロールの低下
体脂肪低下作用
がん予防
抗酸化作用
虫歯予防、抗菌作用
抗インフルエンザ作用
血圧上昇抑制作用
血糖上昇抑制作用
口臭予防(脱臭作用)
煎茶
露天園で育てられる煎茶には、太陽に培われた特有の風味があります。そして露天園で日光をたっぷり浴びて育ったお茶の葉にはカテキンが豊富に含まれています。
カテキンの有効成分は、煎茶を飲むだけで簡単に摂取できます。
成分: カフェイン(お茶の苦味成分)
効能:
覚醒作用(疲労感や眠気の除去)
持久力増加
二日酔い防止
利尿作用
玉露・かぶせ茶
朝の一杯は、頭をはっきりさせ、眠気を覚まし、食後の一杯は、カフェインの働きで胃腸の働きを活発にします。
二日酔いの時は、原因となるアセトアルデヒドを利尿作用で体外に排出させてくれますので、お茶をゆっくりとたっぷり飲みましょう。
お茶の苦みのもとになるのはカフェインで、日光を受けることの少ない玉露のような高級茶に多いとされています。
カフェインの量が多いお茶には、旨みの成分テアニンも多く含まれていますが、このテアニンが、カフェインの興奮作用を抑制しています。
カフェインは、血液のめぐりを良くし大脳の中枢神経に作用して、判断力や記憶力の増強を促し、頭脳労働や運動能力を高めてくれます。
成分: テアニン(お茶のうま味成分)
効能:
神経細胞保護作用
リラックス作用(α波出現)
お茶の甘味のもとは、テアニンと呼ばれるアミノ酸の一種で、お茶の葉特有の成分です。
テアニンはお茶の木の根で作られてから葉に移動し、日光に当たると渋み成分のカテキンに変っていきます。
碾茶(てんちゃ)(抹茶の原料)、玉露、かぶせ茶など
成分: ビタミン類 ビタミンC
効能:
皮膚や粘膜の健康維持(コラーゲン形成)
抗酸化作用
毎日飲めば、ストレス解消や風邪の予防にも効果があります。肌の老化を防ぐ抗酸化作用は、美肌効果もあり、女性の強い味方です。
成分: ビタミン類 ビタミンB2
効能:
皮膚や粘膜の健康維持
成分: ビタミン類 葉酸
効能:
神経管閉鎖障害の発症予防
動脈硬化予防
成分: ビタミン類 β-カロテン
効能:
夜間の視力維持
成分: ビタミン類 ビタミンE
効能:
抗酸化作用
成分: サポニン
効能:
血圧低下作用
抗インフルエンザ作用
成分: フッ素
効能:
虫歯予防
成分: γ-アミノ酪酸(ガンマ-アミノラクサン)
効能:
血圧低下作用
成分: ミネラル (カリウム、カルシウム、リン、マンガン)
効能:
生体調節作用
お茶はノンカロリーです。
現代人に不足しがちなミネラル(カリウム・カルシウム・マンガン・ナトリウム・銅・亜鉛・フッ素・セレン・ニッケル・モリブデン)も豊富に含んでいます。
成分: クロロフィル
効能:
消臭作
まとめ
生活習慣病に効果が期待されるお茶の効果は、
毎日飲み続けないと意味がない、まさに
生活習慣としてとり続けてこそ意味があるものだと
理解しましょう。
毎日元気に過ごしましょうね。
そして健康寿命を延ばしましょう。
持続的に健康を維持するための三本柱は、
1. 体に適切な栄養を与え、
2. 定期的に運動をし、
3. 日常的なストレスを解消する努力を怠らないことです。
この三本柱を実践する健康方法をいろいろな視点からお伝えすることのが本サイト使命です。
では、最後までお読みくださり、ありがとうございました。
健康ネットサンク 代表ノマー
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