緑茶の種類によって効果効能が違いますので比較してみました
緑茶と一口に言っても、煎茶・玉露・抹茶・番茶・ほうじ茶・玄米茶などといった様々な種類の緑茶製品があります。今回は、この6種類の効果・効能を比較してみました。口コミで気になる質問と回答をまとめましたのでご紹介します。
緑茶は、古くから万病の薬とも言われ、現代まで受け継がれており、多くの研究によれば、お茶はたくさん飲めば飲むほど良いと言われています。
緑茶は健康維持の特別な薬であり、寿命を延ばしてくれるものとして、古くから不老長寿の薬として用いられています。
緑茶について、本サイトでは合計7シリーズを
公開して健康情報をお伝えしています。
緑茶リンク
緑茶2
緑茶の「煎茶」「玉露」「番茶」「深蒸し煎茶」 の違いは何?
緑茶4
緑茶成分で「煎茶」「玉露」「抹茶」「番茶」「ほうじ茶」「玄米茶」の違い
緑茶5 この記事です
緑茶の種類によって効果効能が違いますので比較してみました
緑茶7
緑茶カテキンがもたらす脅威の健康効果から抗酸化作用を紹介
緑茶に含まれるカテキンの割合
煎茶:12%
番茶:10%
玉露:9%
ウーロン茶:7%
ほうじ茶:2%
紅茶:2%
上記のように緑茶カテキンの含有量はお茶の種類によって異なります。
このように効果効能を比較してみましたのでご覧ください。
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煎茶は抗酸化や脂肪分解などの効能があると言われていますが、煎茶を炒ったものであるほうじ茶は同じような効能があるのでしょうか。煎茶よりほうじ茶の方が安いので同じ効能ならばほうじ茶の方が安上がりだとか思いますがいかがですか?
Answer 煎茶の半分以下の効能しか、ほうじ茶にはありません。
製法に違いがありますので、茶葉の状態が、異なる為、全く同じ成分が、同じように含まれているとは言えません。まったく同じ成分、効能があるものの、ほうじ茶の方が成分は少なく、効能は薄いです。
ほうじ茶は、比較的低級茶葉を使用しますから、もともと茶葉に含まれるカテキン等の成分が少ないです。カテキンは渋みの成分ですから、緑茶に比べてほうじ茶は渋くないことから、お分かり頂けると思います。
同じように、カフェイン、アミノ酸など全てが少ないです。
ほうじ茶は、炒る工程があるので、成分は蒸発してなくなる。カテキンやカフェインの昇華は特に大きいので、ほうじ茶のカフェイン含有量が少なくなるのは、この為です。同じように、カテキンも昇華によってかなり減りますので、渋くなくなる分、健康効果も下がります。以上の事から、緑茶の半分以下の効能しか、ほうじ茶にはないと、考えていいですね。ほうじ茶は緑茶の葉を焙じた(つまり炒って焦がした)もので、独特の香ばしい風味が特徴です。
また緑茶に比べカフェインが少ないので、子供やカフェインに弱い人にも安心して飲ませることができます。
玉露とはなんですか?お茶(緑茶)の一種なのでしょうか?
それとも、玉露という飲み物で、まったく別物なのですか?
Answer 煎茶は、カテキンが豊富 / 玉露やかぶせ茶は、テアニンが豊富
緑茶とは摘み取った直後に発酵を止める不発酵茶、つまり日本茶全般を指します。 煎茶も玉露も、玉露に似た栽培方法のかぶせ茶も、緑茶を熱で焙じるほうじ茶も含めて、日本茶全般の総称を緑茶といいます。
煎茶と玉露、かぶせ茶はお茶の木自体は同じものです。 しかし栽培方法に違いがあり、その結果味わいにも違いが生まれます。 その違いを詳しく見ていきましょう。
煎茶は、新芽が出てから茶摘みの時期まで、日光を遮ること無く栽培します。露天園で育てられる煎茶には、太陽に培われた特有の風味があります。そして露天園で日光をたっぷり浴びて育ったお茶の葉にはカテキンが豊富に含まれています。
玉露は早ければ新芽が出始めたら、もしくは茶摘の約3週間前から日光を遮って育てます。 遮光率(日光を遮る度合い)は、最初70%前後から始まり茶摘前には90%以上の遮光率で育てます。
かぶせ茶は玉露と同じく日光を遮り育てますが、遮光期間が茶摘前1週間から10日前後のとなっていて、 遮光期間が玉露より短く、遮光率は玉露より低く50%前後なのが一般的です。
茶葉は日光を浴びると葉の中で「光合成」という働きが起こります。光合成が行われると渋み成分のカテキンが増加し、逆に遮光して光合成を抑えると 、カテキンの増加を抑え旨み成分であるテアニンの含有比率が増えます。 この光合成の働きを調整(抑制)するために玉露や、かぶせ茶は遮光します。
煎茶は、
日光を浴びて育ったので程よい渋みと爽やかな香り立ち、程よい苦味と爽やかな香りですっきりとした味わいです。日光をしっかり浴びたことにより程よい苦味成分がうまれ、きりりとした味わいが楽しめるようです。遮光しないで光合成で渋み成分のカテキンを増加させて栽培したお茶なので、カテキンの有効成分は、煎茶を飲むだけで簡単に摂取できます。日本の流通量の80%以上を占める一番愛飲されていれるお茶です。
玉露は、
茶摘の約3週間前から日光を遮って育てられる。遮光率は初期70%前後から摘み取り時は90%以上。遮光期間は新芽が出てから摘み取りまで、もしくは摘み取り前約3週間から摘み取りまでする。よって味わいは甘みとコクのある味わいとなり、遮光栽培独特の覆い香と言われる香りがある。意図的に旨み成分であるテアニンの含有比率増やして作り込むお茶です。
かぶせ茶は、
煎茶と玉露の中間的な位置、栽培方法も玉露と同じく日光を遮り育てますが、遮光期間が玉露より短く、遮光率は玉露より低く50%前後にして、意図的に覆い香も感じられる煎茶と玉露の中間的な味わいに作るお茶です。
価格の高いお茶ほど甘味が強く、渋味が少なくなります。基本的に若い芽から作られたお茶ほど、甘味が多く、渋味の少ない高品質なお茶ができますが、収穫量が少ないため価格は高くなります。
基本的な成分は一緒で、ただ微妙に成分含有量は違います。どの緑茶を飲むのか、TPOに応じて、健康効果を期待したいのか?食事のお供にしたいのか?旨味を味わいたいのか?ただ味わいたいだけなのか?などで、偏らずに、楽しく生活に取り入れれば良いのかと思います。
Answer ズバリ 三番茶(7~8月)です。
静岡県にある農業技術研究機構の野菜茶業研究所から緑茶の中で最もカテキンの含有量の多い茶葉は「三番茶」ということが明らかにされました。
5月の始めに摘み取られる一番茶と呼ばれる新茶にはカテキンが17.25%含有されているのに対し、三番茶には21.32%も含有されていることが明らかにされたのです。
新茶はフレッシュで瑞々しい爽やかな香りと渋みや苦みが抑えられた甘い味わいを持つ緑茶なので、老若男女問わず絶大な人気を誇ります。
しかし、カテキンは太陽の光を浴びることで増加するため、6月から7月の夏場にかけて降り注ぐ太陽の力強い日差しによって生成されるカテキンは、一番茶よりも二番茶及び三番茶の方がカテキンの含有量が高くなるのです。
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